音楽の場合、ひとつの教材やマニュアルにしばられることは、絵を描くことにたとえるなら、同じ色彩感覚しか使わなくなってしまうようなことで、そこには表現やテクニック、知識の広がりがなくなることが多くあります。
そのため、野村ピアノ教室では、多くの経験から得た指導方により、数多くある教材の中から、「これ弾いてみたい!」とお子さんが感じられるもの、ピアノを習うことが楽しくなるものを、
ひとり一人の個性と感性に合わせて、一つひとつ丁寧に選び、使い方にも変化を加えています。
野村ピアノ教室では、4歳から小学生の指導をする上で、『読譜力』『音感を身につける』ことをとても大切に考えています。
読譜力、音感がしっかり身についていると、小学校高学年、中学校以上、曲のレベルが高くなっても、少ない時間で苦にならず、曲をマスターすることができ、ピアノをより楽しむことができます。
そのための有効な指導方としてソルフェージュを積極的にとり入れています。
音楽の感動ポイントは転調(曲の途中での調性の変化)によるものが多いのです。
それはまるで色彩が変化するように。
音感がしっかり身についていると、音に色彩を感じ、キャンパスに絵を描くように、音楽を映像でイメージすることができるようになります。
音楽はメロディ(旋律)とハーモニー(和声)から成っています。
単旋律を演奏する楽器であっても、演奏者はメロディの背景にハーモニーを感じ取ることで、音楽に様々な表情をつくっています。
野村ピアノ教室では、旋律に対する指導の他、和声の重要性をとても大切に考え、ハーモニー聴音をレッスンに積極的に取り入れています。
これらソルフェージュは音楽を学ぶうえで、とても重要な深い内容ですが、前もって予習の必要もなく、教師がひとり一人個性に合わせてアプローチの仕方を変え、レッスン時のみにあたえるプログラムです。
子供たちにとっては、音遊びの一環のようで、楽しみながら、自然に読譜力、音感を身につけることができます。